漢方薬って、「まずくて、匂いがきつい」というイメージありませんか?
漢方薬は、粉以外にも液体やジャムのような形態のものもあります。
基本的に飲みかたは、漢方薬を購入する薬剤師さんに確認が必要ですが、私が薬剤師さんに勧められた飲み方をご紹介します。
もくじ
現在飲んでいる漢方薬の種類
現在は、血流をつくる・増やす漢方薬を主に処方されています。
下記、①〜③が基本的な漢方薬セットで、カウンセリングの内容によって、④が入れ替わってきました。
①薬膳茶
一般的な薬膳茶は10種類ほどの和漢を合わせているようですが、和漢にはお互いの良さを打ち消しあうものもあるそうです。
こちらの薬膳茶は、「めぐり」と「身体の内側の熱を上げること」に焦点を当てて厳選した6種類の和漢植物を調合されています。
6種類の和漢植物
リコリス、なつめ、アンジェリカ、ニッキ、グローブ、一度蒸してから乾燥・発酵させた生姜
②婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)
トウキをはじめ、センキュウ、オウギなどを加えた処方で9種類の生薬を原料とするシロップ剤です。
更年期障害の方の冷え性、貧血、生理不順、生理痛、腹痛、腰痛、肩こり、頭痛、めまい、耳鳴りに改善効果とありますが、血流をつくる・増やす役目で処方されています。
③開豊 瓊玉膏(けいぎょくこう)
黒褐色でジャムのような形態で、生地黄の搾汁など独特の香りと多少の苦味がありますが、ハチミツが入っているためかなり甘く感じます。
食欲不振、肉体疲労、虚弱体質、病後の体力低下、胃腸虚弱、血色不良、冷え性、発育期の滋養強壮とありますが、これも血流をつくる・増やす役目で処方されています。
④心脾両虚(しんぴりょうきょ)
党参(とうじん)など10種の生薬を配合されている粉状の漢方薬です。
血を全身に巡らせる働きを持つ「心」と、消化吸収をつかさどり、気・血を生成する「脾」の両方が虚弱になった状態を心脾両虚といわれます。
考えすぎ・ストレス・脳の疲れで脳に過度な負担がかかると、「心」と胃腸の「脾」に影響が出るのですが、心血を養って精神や意識、思考を安定させ、脾気を補い、胃腸の働きを元気にしてくれます。
薬剤師さんに進められた漢方薬の飲み方
上記の4種類を朝夜の空腹時に飲むように指示されています。
朝
①薬膳茶はティーバック1袋で400ml作れるので、朝と夜の2回に分けています。
①薬膳茶半分200mlに、②婦宝当帰膠10mlと③瓊玉膏5gと④心脾両虚1袋を溶かして飲みます。
夜
朝と同じものを飲むのですが、朝作っている薬膳茶の半分が冷えていると溶かしにくいので、多少温めています。
味の変化
①薬膳茶は、そのままでも優しい甘みがありますが、②〜④は、それぞれかなり独特な香りと味がします。
①薬膳茶に溶かして飲むことで、苦味はほとんど感じませんし、香りもかなり抑えられます。
それぞれを水や白湯で飲むには、かなり時間がかかりますが、時間がない朝も手っ取り早く助かります。
漢方薬を飲んで3ヶ月後の体調の変化は?
前回カウンセリングでは、PMSが強く出ており、朝の吐き気や食欲不振があったため、気分をリラックスさせ吐き気を抑える生薬と胃腸の働きをよくする生薬をブレンドした漢方薬を処方されていました。
現在は改善されていたため、①〜③のセットを復活させ、血をつくり・増やす役目を期待しています。
また、ストレスや貧血を改善させるため④が追加で処方されました。
改善された症状
・朝、起床時の吐き気
・起き上がれないほどのダルさと眠気
・激しいイライラや自己嫌悪
・基礎体温表のガタガタが少し緩やかに
・便秘
・生理痛が全くなし
・PMSが緩和(多少イライラします…笑)
気になる症状
・むくみ
・基礎体温表の低温相があまり下がらない(ブレンドされていた漢方薬の影響もあり)
・下痢、軟便
今回処方された漢方薬をきちんと飲んで、体調の変化を観察します!
まとめ
私が漢方相談している薬剤師さんは飲み方まで指示してくれますが、もし仮に指示されず飲み方に困った時は遠慮せずにどんどん聞いた方がいいと思います。
漢方薬に限らず、お子さんがお薬を飲んでくれず困るときも、薬をよく知る薬剤師さんなら解決方法をいくつかお持ちのはずです。
私は薬膳茶に溶かす飲み方が合っていますが、それが合わない場合は他に方法がないか相談してみるのもオススメです。