ヒュッゲと聞いてよくイメージされるのは、キャンドルの灯り、暖かくて柔らかなブランケットにくるまって、温かいコーヒーといった秋から冬にかけての風景ですね。
暖かく心地よい家の中で、家族や友人と話したり、ボードゲームしたり。
でも、デンマークの人々が楽しみにしてるのは、お日様の光があふれる夏です!
短い夏に朝食、ランチ、ディナーまでテラスや庭先で食べて、豊かな自然を気持ちよく楽しみます。
日本の夏はデンマークと比べると暑いですが、熱中症対策をしながら少し暑さがやわらぐ時間帯や時期に外で食べてみませんか?
遠くや人混みに出かけるのがなんだか気が引ける最近も、近くの植物公園でランチをしてきましたが、適度に距離も保てるし、木の木陰でレジャーシートを広げて食べたおにぎりは、いつもより何倍も美味しく感じました。
もちろん、熱中症対策もですが、手洗い・消毒などの予防もしっかりと必要です。
日本では夏以外の四季も外でヒュッゲを楽しめるのが魅力的ですよね。
何が必要か迷っていた私たち夫婦が特に気に入っていって続けている、自然の中で味わう美味しいヒュッゲをご紹介します。
もくじ
外で自然を味わいながらヒュッゲに食べたい!何を持って行けば大丈夫?
外で食べたいけど、何に注意して持ち物を用意したらいいのか悩みますよね。
楽しむ季節ごとに持ち物は追加しますが、基本はこの5個があれば大丈夫!
子供たちがいたり、楽しむメンバーによって持ち物は変わると思います。
みなさんの外ごはんセットを作ってみてください。
レジャーシート
公園に行くと、備え付けのテーブルセットやベンチがあったりしますが、数は限られています。
木の木陰など自由に広げられるレジャーシートがあれば、場所に困りません。
よく見るブルーシートでもいいのですが、厚みがないのでお尻が痛くなりがちです。
裏地にクッション性のある素材がついているレジャーシートやクッションを持って行くのもいいかもしれません。
私たちは薄手のレジャーシートのため、いくつもブランケットを持っていってクッション代わりにお尻の下に引いています。
ウェットシート
外ではいろんなものに触りますよね。
この花なんだろうとか、子供たちが虫捕まえちゃったり。
ご飯を食べる前にも、手を拭いて消毒ができます。
一度、公園に手洗いがあると思っていたら、故障して使えなくなっていたことがあり、それ以来、持って行くようにしています。
食べ物
あまり凝ったものじゃなくても、どんなシンプルなものでも何倍も美味しく感じます。
おにぎりやサンドイッチ、カップちらし寿司、もちろん、コンビニで買ってきたっていいんです。
私たちのお気に入りは、美味しいパン屋さんで買ったパンやデリのテイクアウト。
家で作ったピクルスもよく登場します。
家で食べる以上に美味しくて、なんだか同じものとは思えません(笑)
飲み物
欠かさず持って行くのはコーヒー。
タンブラーに、夏はアイスで冬はホットを入れて行きます。
もちろん、美味しいコンビニのコーヒーでもOK。
ただし、夏は他にも多めに持って行くこと。
コーヒーは利尿作用があり脱水になりやすいので、熱中症予防にも他に麦茶やノンカフェインのものを持って行くことが多いです。
ブランケット
冬だけと思いがちですが、ブランケットはいろいろと使えます。
夏は薄手のもので日よけに使ったり、秋~春は寒さ対策にと、レジャーシートが薄いときのクッション代わり以外にも活躍します。
お気に入りのブランケットは、6重になったガーゼのブランケット。
とても肌触りが好みで心地よくて、ちょっと肌寒い時にふわっとかけて、お昼寝をするのがとても心休まります。
素材もサイズも厚さもいろいろ豊富にあるので、お気に入りのブランケットを探してみてくださいね。
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四季の自然を味わう美味しいヒュッゲな外ご飯の方法は?
日の出が9時前、日の入りは15時40分くらいという冬の陽の短さなデンマークでは、必然的に夏に集中して陽の光を求めて楽しみます。
しかし、日本では四季ごとに自然の中でヒュッゲを楽しめるのが魅力的です。
四季ごとに楽しんでいるヒュッゲなシーンをご紹介します。
春
日本ならではのイベント、花見があります。
感染予防のため、今年の春は花見しながらの宴会禁止でしたが、ちょっとした軽食くらいを楽しんでいたご家族も多かったはず。
私たちもお気に入りの植物公園に行き、ベンチで桜を眺めながら、義理のお母さんが握ってくれたおにぎりを頂きました。
まだ肌寒かったけれど、お気に入りのブランケットを持って行ったおかげで温かく、のんびりといろんなお話ができて、今までよりちょっと距離が近づくキッカケになりました。
夏
近くに海や遊べる川があれば、そこでサンシェードを広げて、ご飯を食べてみたらどうでしょう。
サンシェードはパッと広げるだけで簡単に設置できる、ポップアップタイプのものはコンパクトにたためて持ち運びも便利だし、日よけに最適です。
私たちは川のそばでサンシェードを広げて、川に足をつけて涼んだり、心地よい水音の中で湯がいてきたそうめんやピリ辛に和えたきゅうり、冷えたジンジャーエールを味わいながら、涼を楽しみました。
夏ならではですが、虫除けや日焼け止めは忘れず持って行ってくださいね。
そして、アルコールを楽しまれた時は運転をお控えくださいね。
秋
実りの秋といえば、果物狩りですよね。
もぎたてのフルーツは果汁の瑞々しさもシャキシャキの食感もすごく美味しいんです。
さらに、飲食持ち込み可のところも多い果物狩り農園は、食べ放題の旬の味覚以外にも、バーベキューができたりジャムやパイが作れたりと+αが楽しめる農園がたくさんあります。
りんご狩りやりんごジャム作りに参加した時も楽しかったですが、帰ってからも作ったジャムを再現することで美味しかったことを思い出し、ずっと楽しめたヒュッゲなことでした。
それからは、秋になると、いろんな果物狩り農園に行って、手作り体験に参加するのが楽しみになりました。
ご利用の際は訪ねる前に各農園の最新情報をご確認くださいね。
冬
小さな頃はもうあまり雪が降らなくなっていた北陸の地元ですが、学校の校庭に積もった雪でかまくらを作って家庭科で作ったココアを飲んだことがヒュッゲだったなぁと、今でも覚えていることです。
今の住まいでは雪を眺めることがあまりできないので、一番身近な外であるベランダに椅子を移動させたりブランケットを敷いて寒い中で温かいコーヒーを飲みホットサンドイッチを食べながら朝日が昇るのを眺めています。
本当は…、雪の降るスキー場の山小屋でココアやお汁粉を注文して外の雪の中で飲むという、ちょっと特別感のあるヒュッゲができる日を楽しみにしてます。
まとめ
外でご飯を食べてみたくなってきたでしょうか?
実はそんなに頑張らなくても、外で気軽に自然の中でご飯を食べることができます。
持ち物も持ち運びが簡単なものや手軽に使えるものもあるし、いつものご飯も外で食べると、いつも以上に美味しく感じられます。
そんな、日頃とはひと味違ったヒュッゲな時間を楽しめます。
ぜひ、家族や友人と日本ならではの四季ごとに、自然を味わいながら外ご飯をヒュッゲに楽しんでくださいね。