ヒュッゲビギナーでも簡単!みるみるヒュッゲになる照明の取り入れ方

お部屋の照明は部屋全体を白く隅々まで照らされていませんか?

日本では、照明は明るければ明るいほどいいという認識があります。
しかし、実は学校や会社などの作業をする部屋の明るさと、ゆったりとリラックスする部屋の明るさでは、適した明るさの度合いが異なります

デンマークでは部屋を明るくすることよりも、空間を演出することが照明の役割だと考えられています。

そして、インテリアの中でヒュッゲな雰囲気を生むキーポイントは「照明です。

今回はヒュッゲな空間の演出に照明を重視するのはどうしてなのか、狭いと感じていた私の家でヒュッゲな空間になるよう取り入れた効果や簡単にヒュッゲな空間を演出できる照明の取り入れ方をご紹介します。

   もくじ

どうして照明でヒュッゲな空間の演出をこだわるの?

デンマークの人々は、どうして照明にこだわるのでしょうか。

それは、10月から3月までの間、ずっと自然の光を浴びられず、暗闇に包まれ、さらに、雨の日が1年365日のうち約50%もある気候が原因と考えられます。

この暗く寒さの厳しい冬、雨の多い日々を乗り越えるよう対処した知恵がヒュッゲです。
太陽が美しく輝く夏の間、われ先にと自然光が降り注ぐ場所を探し求めるといいます。
このやわらかな陽だまりをつくり出すべく、照明をじっくりと選び、考え抜いて配置します。

気持ちもなんだかブルーになってしまう時期を、鮮やかでポップなデザインのテキスタイルや木のぬくもりのある家具や雑貨、欠かせないやわらかな陽だまりのような灯りで、それぞれの心地いい空間を演出して乗り越えてきたのです。

眩しくなるような光ではなく、ふんわりと光が拡散するよう設計された照明器具が北欧デザインに多いのは、心地いい空間を演出できるよう照明メーカーが寄り添ってきたからかもしれません

狭い日本の部屋でも照明でヒュッゲな空間を演出できる?

そもそもヒュッゲなスペースは、自分がほっと心安らげるなら広くなくても大丈夫なのです。むしろ狭い空間のほうが、すぐ温まるし人目につきにくいので心も安らぎそうです。

部屋の中で明暗のメリハリがあると、部屋を広く感じる効果があります。
部屋全体が明るいと、部屋のすべてが丸見えになり狭く感じるといいます。

そこで、家具で仕切るように照明で部屋を分けてみたら、照明ごとの空間で雰囲気が変わり、今まで狭いと感じていた部屋も、いろんなコーナーが出来て広く感じたのです。

窓辺やお気に入りのソファにクッションを置いてブランケットに包まって温かな飲み物と、そ空間をあたたかく包むやわらかな灯りがあると、あなただけのヒュッゲなスペースは完成です

簡単にお部屋がヒュッゲになる照明の取り入れ方は?

住まいの照明をすべて変えるのは結構大変です。
一軒家にお住まいなら尚更。

この部屋や空間ではヒュッゲを感じたいなと思うスポットから取り入れてみましょう

電球の色を変えてみよう

青白い蛍光灯は作業をするのに適していますが、あまりヒュッゲを感じる光ではありません。

炎の色に近い暖色系の電球を選ぶと、今までの部屋の印象がガラッと変わり、ヒュッゲな雰囲気を演出してくれます。

寝室ベッドサイドのライトも取り入れやすいのですが、オススメは、ダイニングテーブルの上の照明です。
ペンダントライトの吊るす高さも食卓全体を光が包むようこだわると、いつもの食事も温かな光で包まれ美味しそうに見えます

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北欧デザインの間接照明を置いてみよう

蛍光灯のような大きな明るい照明を一つ灯すのではなく、間接照明をいくつも灯すほうがヒュッゲな部屋になります。
ふんわりと光が拡散するよう設計された北欧デザインの照明は眩しすぎずオススメです。

部屋全体を照らすのではなく、明るさが必要な場所のを照らすのがポイント
また、間接照明は白い壁に反射させると、お部屋がより明るくなります

ソファや一人がけの椅子に、フロアースタンドや照らす場所を変えられる小さなライトなどを配置して、読書を楽しむヒュッゲなコーナーを作ってみてはどうでしょう

照明を絞ると、意識も集中できます。

小さめライトを並べてみよう

照明の色温度が低いと、つまり薄暗ければ薄暗いほど、ヒュッゲの度合いは高まります

間接照明に慣れていないなか、薄暗くしてしまうのは不安ですよね。

明るくしたい時は、間接照明を増やしたり、小さめライトを並べてみましょう

ダイニングにステキなシェードのペンダントライトを多灯づかいすると、明るさの調整だけでなくインテリアのアクセントにもなります。

そして、小さな照明の一つ、キャンドルも複数使うとやさしい灯りで明るくなる上に、とてもヒュッゲな心地良い雰囲気を演出できます

まとめ

照明の取り入れ方によって、空間のイメージは大きく変えられます。

一度取り付けると変えることの少ないアイテムですが、お気に入りの雑貨を探すように照明にこだわれば、より理想のヒュッゲに。

外でたくさん頑張って、家に帰ってきたら、温かでやさしい明かりの中で、ほっと一息をついて、食事を楽しんだり、読書をしたり、静かにキャンドルを眺めたり。

今日も頑張った自分を褒めてリラックスしましょう。

日本の昔の家は、影がたくさんあってヒュッゲだったはず。

古きよき日本の美意識にならって照明をちょっと暗くしてみませんか

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