空間やアイテム、美味しいものでヒュッゲを感じてきましたが、なんといっても人と人の心がふれあうときにヒュッゲは感じられるものです。
自分のお気に入りのヒュッゲを思い浮かべてみてください。
一人で読書を楽しむ時間もいいけど、だれかと一緒にコーヒーやお菓子を食べながらのんびりと過ごす時間は笑顔になりやすいと思いませんか?
一緒に過ごす大切な人たちが、居心地よくヒュッゲを感じて微笑んでくれると、自分も自然と微笑んでヒュッゲを倍に感じるのです。
でも、人とつながる居心地の良さが大事って分かっていても、目の前の友人より違うことが心配で楽しめていなかったりして、なんだか楽しくなかったなってなることもあります。
今回は、過ごす相手と一緒に意識する、心がふれあうヒュッゲな時間の作り方をご紹介します。
もくじ
大勢で賑やかでも心がふれあうヒュッゲはできる?
SNSをみていると、たくさんの人と賑やかに交流している様子がアップされているのを見かけます。
時には、お祭りのようにワイワイと過ごすのも楽しいのですが、のんびりとした時間を共有できそうにありませんよね。
一緒に集まって、話して受け止めてもらう、相手の話を受け止める。
そんなのんびりした時間を共有できるのは、2人や3~4人くらいではないでしょうか。
自分の話を受け止めてくれる周りの人は「安心」を感じます。
その安心は、ヒュッゲを感じるための大事な要素です。
人とつながるヒュッゲな時間は何を意識したらいい?
電話で話しながらパソコンのメールをチェックしたり、友達のおしゃべりを聞きながらSNSをスクロールしたり、「ながら作業」が日常的になっていませんか?
集中して目の前の人とのことだけを考えてみましょう。
あれもこれもと気を散らしながらやっていることは、どれも中途半端になりかねません。
一緒に過ごす相手は、目の前の相手の心がここにないことを敏感に感じ取り、楽しくもなくヒュッゲも感じません。
見ていたスマホをちょっと遠ざけて、のんびりとした今の時間を楽しもうと決めることが大事です。
心がふれあうヒュッゲな時間の作り方
一人だとつい「ながら作業」をしてしまいがちですが、一緒に過ごす相手がいれば、相手と話したり一緒にご飯を食べたりと、一緒に過ごす時間に意識が向きやすくなります。
空間やアイテムでヒュッゲを演出しますが、一緒に過ごす相手と自分もヒュッゲの一部となって、居心地の良さや温かさを作っていくのです。
過ごす相手と一緒に意識する、心がふれあうヒュッゲな時間の作り方をご紹介します。
相手を思いやる
特に親しい友人や家族は、とても安心感があって、ついつい過剰に求めてしまいませんか?
依存するほど頼りすぎたり、相手の生活を忘れるほど期待しすぎたり。
価値観が似ていても、相手は自分ではありません。
慣れている間柄なので、どうしても「これくらい大丈夫だよね」という気持ちが芽生えて、配慮が欠けていってしまいがちです。
どんな関係でも、相手を思いやる気持ちは大切にしましょう。
程よい距離感で過ごす
大人になると、家庭を持ったり、家族が増えたり、同居をしたりとそれぞれ抱えているものがありますよね。
夫婦であれば話せることも、友人には話せないことも。
それでも、相手を思うがゆえに距離感を間違え、相手の事情に踏み込んで言い過ぎてしまうことがありませんか?
話してくれたことは、相手が悩んで悩んで出した答えかもしれません。
「応援してるよ、何かあったら相談してね」と相手に踏み込みすぎない、程よい距離感が大事です。
感謝の気持ちを忘れない
相手の存在が当たり前になってしまうと、感謝できなくなり相手への不満が募っていきます。
でも、価値観が合う人や信頼できる人と巡り会えたことは、当たり前ではありません。
毎日、周りの人と助け合いながら生活をしていますが、そんな生活の中で感じた感謝の気持ちを伝えられているでしょうか。
感謝の意味を込めて「すみません」「ごめんね」と言ってしまうことがありますが、それでは相手が恐縮してしまったり気持ちが伝わりきりません。
「ありがとう」は本当に幸せになる言葉だと思います。
言われて嫌な気持ちになる人はいないばかりか、言った本人も気分がよくなります。
そうやって、当たり前なことでも感謝を伝えることで、自分も相手も笑顔になり、温かな気持ちになっていきます。
ポジティブな言葉や感想を心がける
いつもネガティブで愚痴を言っている人とは、なかなか温かく心地よい関係にはなりません。
親しいからこそ、つい無遠慮になってしまうこともあります。
けれど、毎日顔合わせて会話をする家族や自然体で過ごせる友人だからこそ、ポジティブな言葉を多く使いたいところです。
ポジティブな言葉によって、互いに笑顔に慣れたり、気持ちよく時間を過ごすことができます。
言葉はその人自身を作る要素だと言われているように、ポジティブな発言はその人自身をポジティブにしますし、同時に周りの人々にもポジティブを分けることができるのです。
まとめ
心がふれあうヒュッゲってどんなの?とピンポイントで答えを求めるかもしれません。
一緒に過ごす相手が違えば、心地よく感じる過ごし方も話題もかわることもあると思います。
相手を思いやり、こうしたら心地よくヒュッゲに感じられるかなと行錯誤してみることが、ヒュッゲが生まれやすくなります。
ぜひ、無理せず自然体で人との交流を楽しむ時間を作ってみてください。