毎日の仕事や家事で時間がないなか、食事の準備は結構大変ですよね。
そんな時の力強い味方は、時短料理や手間を省ける冷凍食品、スーパーのお惣菜、お弁当。
これらは、美味しいですし、とても便利なので利用して家事の負担を軽くしましょう。
でも、毎日の食事の準備には手間をかけられないけど、調理に使う調味料や保存食を作ってみるのはどうでしょうか?
食べ物にも、手をかけて育てたり時間をかけられたものから感じるヒュッゲがあります。
今回は、楽しみながら育ててみた経験を交えながら、手軽に育てて食べられるヒュッゲをご紹介します。
もくじ
保存食は手軽に仕込むことができる?
手作りの保存食や調味料って、ハードル高く感じませんか?
私もやりたいと思いつつ、うまくいかなかったらどうしよう、作ったはいいけど使い切れるかなと心配ばかりをして、なかなか手をつけるのをためらっていました。
通常通り料理に使っても腐らせてしまうほどの量があるたくさんの野菜が家に届いた時に、酢漬けにすることを勧められたのが始めるキッカケです。
やってみると意外に手軽で、あともう一品欲しい時にそのまま出せたり、それを使って他の料理を作ることもできたりと一石二鳥でした。
最初はワークショップへ行ってみるのもいいと思いますし、最近は始める道具や食材がセットになったキットが販売されています。
そうすると、失敗も少ないですし、使いきれる量がセットになっていることが多いです。
手軽に仕込んでゆっくり熟成を待つことができるヒュッゲな保存食3選
あまり工程があると、くじけそうですよね。
工程がシンプルで何度もリピートしている、育てられるヒュッゲ手作りな方法3選をご紹介します。
育てることに慣れてきたら、凝ったものに挑戦してみてはいかがでしょうか。
酢漬け
使いきれずに腐らせそうという時には、漬けるという保存方法は食料ストックとして頼れる存在です。
食材が漬け液に漬かっていれば水や空気に触れにくくなり、カビや酸化を防いでくれます。
ジャムなどの空き瓶を洗って乾かしたものを再利用すれば、資源削減にもなります。
この瓶詰め作りに重要なことは、瓶を清潔に保つこと。
鍋に湯を沸かして、漬ける作業に使用する箸や瓶のフタなどまで煮沸消毒をしましょう。
今年のように暑い夏に、頻繁に漬けて育てるものがショウガやミョウガの甘酢漬けです。
必要な材料もショウガやミョウガ、酢、塩、砂糖の4品で作れ、漬け時間も一晩ほどで出来上がります。
そのまま副菜やサラダのアクセントとして食べても美味しいですが、漬け液とショウガとミョウガをご飯に混ぜるだけでちらし寿司になり、食欲のなくなる季節でもたくさん食べられます。
調味料
味噌や醤油などの調味料って、実はシンプルな材料で作ることができます。
同じ材料を使っても、気温や湿度などによって微妙に味や香りが変わる魅力があります。
2週間ほどで完成する白味噌の作り方を見つけやってみたのですが、実は下準備だけでへこたれそうでした。
だからこそ、仕込み終わってどんな味になるのかを想像しながら待つのも楽しみでしたし、お雑煮にして食べた時にはちょっとしょっぱくても微笑みながら食べられ、とてもヒュッゲだったと忘れられません。
最初から自己流で仕込んだのは厳しいものがありましたので、オススメはあらかじめ難しいところが出来ている手作りキットです。
これなら仕込みも時間がかからないものが多く、仕込んだら、あとはゆっくりと育つのを待つだけです。
道具まで揃っているキットや味噌だけでなくいろんな調味料があり、お取り寄せも可能です。
今更ですが、塩麹に興味が出てきたので、糀調味料のキットを取り寄せ、いろんな料理に活用しようとしています。
梅しごと
スーパーでも梅や梅を漬ける大瓶を店頭に並べるところを見かけるようになりました。
その並んだ風景を見ると、初夏の訪れを感じます。
この時期は、その年に収穫された梅を使って、梅酒や梅シロップ、梅干し、梅ジャムなどが作られる、梅しごとが多くされます。
梅しごとは、手間ひまかかる印象ですが、梅酒や梅シロップの作り方は本当にシンプルなんです。
梅シロップは青梅と氷砂糖を1:1と漬ける瓶を用意するだけです。
下準備も、優しく水洗いをして、水に浸してアク抜き、自然乾燥としっかり水分の拭き取り、ヘタを取るの4行程後に、梅と氷砂糖を交互に瓶にいれ、仕込みが終わります。
あとは、出てきた水分がいきわたるように、1日に数回ぐるぐると瓶を回して、出来上がる3週間楽しみに待ちましょう。
1ヶ月半ごろには梅を取り出した方がいいのですが、私はこの梅の種を取り除き実をブレンダーにかけ梅ジャムにするのが大好きです。
シロップは炭酸で割って飲み、梅ジャムはパンにぬったり、砂糖代わりに調理に使ったりと、いろんな調理で長く楽しめます。
まとめ
全てを手作りでなければと気負う必要はありません。
便利に使うものは使って、簡単に作れそうなものを仕込んでみてはいかがでしょうか。
ゆっくり熟成されていくのを待つ時間は、子供の成長を見守るようで楽しみです。
さらに、保存された食料は、長くいただくことができるので、食べるたびに仕込んだときの楽しさがよみがえります。
保存食が出来上がるのをゆっくり待ちながらヒュッゲを味わいませんか?