ヒュッゲな空間を味わうためには、照明や椅子を買って…と大きな出費が必要だと考えていませんか?
空間を調えなくては、ヒュッゲを感じられないのでしょうか?
月日をかけて今よりも空間を心地よくしていこうと考え調えていくことは素敵だと思いますが、今すぐ全てを揃える必要はありません。
私たちはついつい「ない」ものを探して、出来ない理由にしてしまいます。
大きな出費をしなくても、身近に「ある」もので充分にヒュッゲを感じられるのです。
今回は、ヒュッゲな気持ちを普段何気なく使っている五感で探した結果、見つけた身近なアイテムをご紹介します。
もくじ
ヒュッゲな気持ちになる感覚はどういうもの?
感情の一つとして考えて、ヒュッゲな気持ちを探したのですが、ほっとする・心が安らぐ・心地いいといった感覚はわかるものの、どうしたらそう感じられるのかを想像できませんでした。
何をもって心地いいと感じるのか?
悩んだ結果、自分の五感である「味覚・視覚・聴覚・嗅覚・触覚」を使って感じるものではないかと考え、五感に沿ったヒュッゲなアイテムを探してみることにしました。
普段何気なく五感を使っているけど心が満たされているかは別問題ですよね。
意識をして五感を使ってみると、自分の身近にあるもので充分に心を満たすことができたのです。
身近にある五感ごとのヒュッゲなアイテムはなに?
何気なく食べているものや習慣でつけているテレビや照明。
これらを心地よくなるよう意識をしてみると、「あ、これほっとする」「こういうのまったりしていいな」と感じる時間が増えていきました。
そんな心地よく身近で見つけた五感ごとのヒュッゲなアイテムをご紹介します。
ちょっと時間が空けられるな、ヒュッゲを感じたいなという時にヒュッゲを感じる目印になりますよ。
馴染みのある素朴なクッキー
コーヒータイムに昔からあるような素朴なクッキーがあるだけで、甘くて笑顔になりませんか?
斬新な味や身構えるような味より、食べたことのある馴染んだ味の方が、ほっと心休まります。
3つの材料で作れるクッキー生地を冷凍しておくのを欠かさないのですが、食べたい時に5分ほどで焼ける便利さと、素朴な味のクッキーがあるだけでコーヒータイムが格段に心地よく幸せな気持ちになるのです。
他にも、紅茶にハチミツをたらしたり、シフォンケーキに生クリームをトッピングしてみたり、味噌汁の出汁を一から取ってみたり。
ちょっとだけ、いつもよりバージョンアップすると、より心地よく感じられました。
味覚はヒュッゲの重要な要素で、食事の時間はヒュッゲのチャンスです。
やわらかいあかりのキャンドル
ふわっとした、やわらかなあかりの代表はキャンドルですよね。
家に帰ってきてから寝る前までに照明の明るさを調整していき、寝る前にキャンドルの炎を眺める時間を作ってみると、なんだかピリピリイライラしていた気持ちがすぅっと落ち着いて、眠りやすくなりました。
キャンドルの炎を眺めるとき、ただただ、ぼーっと眺めるのがコツです。
こうこうとしたあかりに照らされる無機質な病院や作業するスペースではヒュッゲは感じられません。
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季節を感じる音
ヒュッゲのためには、まず静寂が必要です。
普段何気なくつけているテレビを消して窓を開けてみましょう。
うぐいすやカエルの鳴き声、風鈴の音、蝉や鈴虫の鳴き声、稲穂の揺れる音、雪がしんしんと降り積もる音。
もうそんな季節なんだなぁと感じ、ほっとするのもヒュッゲです。
薪が燃えて盛んにパチパチとはぜる音がする、これがデンマークで好まれるヒュッゲな音ですが、家で焚き火ができる人はあまりいません。
灯すと焚き火のようにパチパチと音がするキャンドルもあります。
ゆらめく炎をみつめながらパチパチという音を聴いていると、なんだか心が落ち着いてくるのでオススメです。
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安心だと感じる実家のにおい
においを嗅いだ瞬間、安心できる時間や場所に戻ったような、懐かしい気持ちになることはありませんか?
パン屋の香りや実家のにおい、コーヒーを淹れている香り、干した布団のにおい、生けてる花のにおい。
私は実家で使っていた灯油ストーブのにおいや、上に置いたやかんがしゅんしゅん沸いている時の音も、懐かしくてほっとします。
料理のにおい、使っている毛布のにおい、安心だと感じられる特定の場所のにおいは、まさにヒュッゲです。
触り心地のいいブランケット
木製の製品や陶器のカップ、ふかふかの毛布に触れたとき、ぬくもりを感じほっとします。
一番ぬくもりを感じやすかったのは、寝具のシーツやガーゼのブランケット。
肌に優しいコットンやガーゼを使用したシーツやブランケットは、吸湿性や保温性、通気性に優れていて、夏場はもちろん、冬でも掛け布団と組み合わせることで快適に眠れました。
単に、温かさだけでなく、包まれることで安心感を与えてくれます。
イライラモヤモヤした気持ちから離れられない時はどうしたらいいの?
ほっとしたくて、心を休めたくて、五感を意識してみても不安や心配ごとがなかなか頭から離れず、気が休まらない人もいらっしゃるんではないでしょうか。
イライラした気持ち、モヤモヤとした考えが堂々巡りをして、そこから抜け出せないのは、その不快な感情に意識が向いてしまっているためです。
ヒュッゲを感じたいな、ほっとしたいなというとき、不快な感情をちょっとだけ横に置いておきましょう。
最初は5分でも構いません、大切なのは意識をそらすことです。
少しずつ意識をそらす時間や回数を増やしていくと、気持ちを切り替えられるようになったり、疲れた心身を休ませられるようになっていくはずです。
まとめ
いかがでしたか?
皆さんの身の回りにあるものに意識を向けると、ヒュッゲを感じられるアイテムが見つかります。
普段何気なく使っている五感を意識してみてください。
見たり聴いたり食べたりといった、当たり前のことをヒュッゲに味わってみましょう。
いつもより心が休まり、また頑張ろうと気持ちを切り替えられるようになっていくはずです。