アロマキャンドルでリラックスする時間を楽しんでいる方も多いのではないでしょうか。
でも、まだまだ「特別なもの」の方もいらっしゃいませんか。
レストランやお祝いごとの特別な日だったり、お仏壇のろうそくだったり。
ヒュッゲが暮らしに根付いているデンマークでは、キャンドルが生活に欠かせないアイテムです。
「ヒュッゲと聞いて思い浮かべるものは何か?」と質問をすると、85%以上の方が「キャンドル」と答えるほど。
ただし、自然のもの・オーガニック製品を好む傾向にあるデンマークの人には、アロマキャンドルはあまり人気がないそう。
デンマーク最古のキャンドルメーカーもアロマキャンドルを作っていません。
この記事ではキャンドルがヒュッゲに欠かせない理由の他に、私がヒュッゲを探してキャンドルを取り入れてみた中でも、簡単にできる使い方や、なかなか最後まで使いきれないキャンドルの活用方法を紹介していますので、参考に試してみてくださいね。
もくじ
どうしてヒュッゲにキャンドルが欠かせないの?
デンマークの人々は照明に強いこだわりを持っている人が多いと言われます。
日本のように部屋を隅々まで明るくする道具ではなく、空間を演出する役割も担っています。
その空間を演出する小さな照明のひとつとしてキャンドルを取り入れられています。
ごく小さなキャンドルであっても、火を灯すと、空間にも心にも効果がもたらされてくるはず。
あたたかな雰囲気を演出
オレンジの炎がほわぁっと照らす、やさしい灯りは、電気の明かりには無い、あたたかな雰囲気を運んできてくれます。
1つだけ灯すと、なんだかさみしくなるので、小さなキャンドルをいくつか並べて灯すと、とてもヒュッゲな心地よい雰囲気を演出できます。
ゆらめく炎のリラックス効果
ゆらゆらと不規則にゆらぐキャンドルの炎は、1/f ゆらぎのリズムで揺らいでおり、癒しの効果があると言われています。
また、燃焼する時に発生する微量の水分からマイナスイオンが放出されているとも。
難しいことはさておき、空気の動きに合わせて炎がゆらゆらとゆらめく様子は、まるで生き物のようで、見つめていると、すぅーっと心が静まって安らいできます。
初心者でも簡単にできるヒュッゲなキャンドルの使い方は?
もともとキャンドルは、デンマークの長く暗い冬を暖かく快適に過ごすために使われてきたと言います。
今では季節や時間を問わず家のあちこちでキャンドルが灯され、暮らしのなかにしっかりと浸透しています。
簡単に取り入れられるシーンをいくつかご紹介します。
食事をするときに
夕飯時に照明を少し落としてキャンドルを灯すと、あたたかな雰囲気を演出してくれ、親しい人とゆっくり食事を楽しめそうですよね。
また、明るい朝にキャンドルを灯して食事をするのも、「さぁ、今日も1日気持ちよく始めよう」と気分のリフレッシュに一役買ってくれます。
花を飾るように
家族や友人が集うリビングに、花を飾るようにお部屋のインテリアとして飾られます。
また、キャンドルに火を灯していなくても、かわいい北欧デザインのキャンドルホルダーがあたたかな雰囲気を演出してくれます。
デンマークでは、リビングにカーテンが無い家は少なくなく、この窓辺をディスプレイコーナーとして、花や北欧小物を飾ったりキャンドルを灯すことも多いそう。
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ほっとする時間に
日の出時間や夕暮れ時のベランダでコーヒーを飲む時間や、湯船に浸かる習慣のないデンマークでもバスルームにキャンドルを置いて、冷たさを感じさせないリラックスする雰囲気を作っています。
また、ベッドルームでもキャンドルを灯すと、1日の終わりを心地よく終えられそうですね。
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使い終わったキャンドルは?
キャンドルを最後まで使い終えるのは難しいですよね。
キャンドルが小さくなったら捨てずにストックして、ある程度たまったら、溶かして、再びキャンドルにしてはどうでしょう。
子供たちとのキャンドル作りは使い捨てにしないことも一緒に学べるし、パートナーと作ったキャンドルはなんだか特別なものになりますよね。
そして、ホームメイドの灯りはとてもヒュッゲです。
まとめ
ヒュッゲをはじめるのは大変だなと感じていませんか?
最初から全てを完全に真似するのはなかなか難しいですよね。
もちろん、全てをしなければヒュッゲを感じられないのではありません。
人それぞれの感じ方にゆだねられているから、人それぞれのヒュッゲがあります。
1日の始まりや終わり、週末のわずかな時間に、ゆっくりとキャンドルの炎を見つめる時間が、もしあったとしたら、どうでしょうか。
自分のヒュッゲ なアイテムにキャンドルを試してみてください。
きっと、あたたかなヒュッゲに一役買ってくれます。