おしゃれでかわいい北欧デザインやシンプルな美しさと機能性を兼ね備えたインテリア家具で注目を集めている北欧の小さな国デンマーク。
「世界でもっとも幸せな国」で繰り返し上位に選ばれている秘密には「ヒュッゲ」があると関心が集まり、イギリスではヒュッゲブームが起こって2017年の注目キーワードになったほど。
デンマークの人々は、今のようにヒュッゲという言葉を使っていなかった頃から、毎日の中で大切に取り入れて暮らしています。
幸せな国のヒュッゲってなんだろう?どうしたらヒュッゲを味わえる?と、ヒュッゲをはじめた経験から、ヒュッゲな気持ちになる3ステップをご紹介します。
もくじ
ヒュッゲとは?
北欧の幸福の国、デンマークで古くから浸透している「ヒュッゲ」。
明確な日本語訳はなく、意味を一言で説明するのは難しいと言われています。
なおさら、日本から遠い北欧のデンマークのものと感じてしまうかもしれません。
でも、ヒュッゲは喜怒哀楽と同じように「人が感じる気持ちの一つ」として考えると、分かりやすくいつでもどこでも身近に感じられるものだと思いませんか?
ヒュッゲな気持ちってどんな気持ち?
では、「ヒュッゲな気持ち」とはどんなものでしょうか。
ほっとする、心が安らぐ、心地いい…
自然と顔も心も「微笑む」ような、まったりゆったりとした感じ。
そういう気持ちを表しているから、デンマーク以外でも、もちろん日本でもヒュッゲは感じられます。
そして、人それぞれの感じ方にゆだねられているから、人それぞれの「ヒュッゲ」があります。
どうしたらヒュッゲな気持ちになれる?
ここまでは、なんとなく分かっている・想像できている方も多いのではないでしょうか。
でも実際、どうしたらヒュッゲになるのか…私もヒュッゲ迷子になりました(笑)
まずは、次の3ステップからはじめてみましょう。
自分の心地いいと感じることを知ろう
自分の「心地いいこと」「心安らぐこと」が分かりますか?
私ははっきり答えられませんでした。
みんなと合わせることが基準になっていた私には難しいことだったのです。
ではどうしたかというと、、、
苦手なことを減らし、反対のことを取り入れるようにしました。
例えば、苦手なこと=「付き合いで行っていた飲み会やお茶に行く」のを減らし、心安らぐこと=「親しい友人や家族との気兼ねしない時間を増やした」こと。
これによって、自然と微笑むことが増え、自分が「無理せず自然体でいることが心地いい」とも気づいたのです。
他にも…
・銭湯で大きなお風呂に入って気持ちがいい
・動物を撫でて癒される
・お気に入りのブランケットにくるまって読書
「これいいな」と思えることがあれば、まず実践をしてみましょう。
頭で考えるより、心を使って感じることで
「ヒュッゲ」な気持ちを感じられるはずだから。
心が安らぐ空間を探そう
ヨガを習っていた時ヒュッゲだなと思ったことがあります。
「マットの上は自由」というもの。
マットの上にすっと座ったら、その日1日にあった色々なことをマットの外にポイっと置いておく。
マットの上で行うことは、すべて自分だけのもの。
隣の人とできることが違っても大丈夫。
終わってマットから歩きはじめたら、エネルギーに満ちて新鮮な気持ちで色々なことに向き合うことができる。
このような、「世間をあまり気にせずに、心も体もゆったり安心できて、いつでも自分を受け入れてくれる空間」は重要です。
住む家が、心が安らぐ空間であることが1番大切だけど、ヨガのマットの上や心地よいソファがあるカフェといった、家の外にも心安らぐ空間はあります。
自分にちょうどいいリラックスできる空間こそ、「ヒュッゲ」を感じやすくなることは間違いありません。
ほっとする時間を作ろう
1日のうち、いつでもヒュッゲはできるし、お金持ちじゃないと手に入らないわけではありません。
とは言っても、
平日の朝は、旦那さんのお弁当を作ったり、
保育園や学校に子供たちを送り出したり、
自分も仕事に慌てて駆け込んだり、
帰ってきたら既に深夜だったり……、
とてもとてもそんな余裕はないですよね…。
ヒュッゲにはゆったりとしたスローな時間が必要。
よく言われるはじめやすいものとしてキャンドルがあります。
ごく小さなものであっても、火を灯すと、時間にも空間にもヒュッゲな効果がもたらされてくるはず。
夜寝る前10分でも火を灯して、生の炎を見つめていると、すぅっと心が静まってきます。
私のオススメは日の出の時間。
キャンドルに火を灯して、ベランダでゆっくりと夜が明けていくのを眺めながらコーヒーを味わって飲むうちに、自然にヒュッゲな気持ちが溢れてきます。
まとめ
いかがでしたか?「ヒュッゲ」についてイメージはできたでしょうか?
今回ご紹介した3ステップはあくまでも一例であり、必ずしも「こうあるべき」というものではありません。
自分にフィットした「ヒュッゲ」を、日常の暮らしのなかで感じてみてくださいね。