梅雨入りがニュースになってきた最近。
梅雨になると、湿気が多くジメジメした季節には湿気が身体に入り、不調を感じやすくなります。
既になんとなく不調を感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
すでになんだか体がだるく、
ふくらはぎも冷えてしまっている…(>_<)
梅雨時期にできる漢方を用いた養生や改善方法、身体の変化をご紹介していきます。
もくじ
梅雨に起こる身体の不調
さて、どんな不調が起こっていますか?
ここが痛いとか具体的な痛みというよりは、
・なんとなくダルい
・やる気出ない
・胃の調子なんだか良くない
・気分晴れない
・布団からやっと出ても体が重い
・日中、眠たい
・頭痛
というような「気の持ちようじゃない?」と言われてしまいそうな不調が起こりがちだなと認識しています。
なぜ、不調が出るんだろう?
梅雨時期の湿の影響を受けやすい体質であることが多く、日本人は特に体質的にも気候的にも身体に湿を溜めやすい、と言われています。
ジトッと湿度の高いこの時期、ついつい冷たいものを取りすぎてしまう、私。
胃が冷えると自律神経に影響が出やすく、体調を崩しやすくなる原因になります。
冷えた胃が、最もよく働く37〜38度ぐらいまでに温度を戻すまで4〜6時間かかるんだそう。
そして、その間は消化機能が落ちるだけでなく、血液が体幹に集中するので手足も余計に冷えることに…。
消化機能が落ちた胃から、消化されない飲食物が大腸に到達すると、消化されていないものは大腸にとって異物となり下痢として排出されます。
冷たいものを取りすぎてしまうと、
こんなにも身体の機能が狂ってしまうなんて…。
漢方を取り入れて改善や予防はできるのかな…?
体調不良を改善できた漢方養生ポイント
まずは、自分の体質にあった養生をするというのが楽になる近道だと考えます。
その上で、私は取り入れたところ効果があった漢方養生ポイントを紹介します。
食事
暑さに立ち向かうために、食欲を落とさないようにすることが大切!
冷たいものばかりじゃなく酸味・辛味で凌いでみる。
おかしい、と思ったらお腹が空くまで1食+間食を減らす、もしくは夕食断食。
清涼飲料水(冷たくて糖度の高いもの)は控える。
これを取り入れたことで、胃腸の調子が戻ってきた感覚があり、少し気分が上向いてきました。
身体が不調だと気分も塞がりますよね。
汗をかくこと
身体の除湿と暑熱順化(暑さに負けない身体の準備)のために汗をできるだけかくことが重要。
汗ばむ程度の運動
40度程度の湯船
この2つを習慣にするのは、暑さやだるさでなかなか難しいものがありましたが、汗ばむ程度の運動をするのが難しい時は湯船に入ることで継続できるようにしていました。
暑熱順化すると身体が暑さに慣れ、低い体温でも汗をかきやすくなり汗の量が増え、熱が逃げやすくなり体温の急上昇を防ぎ、夏バテやだるさも防ぐことができます。
湯船に入ることで、水圧によるマッサージ効果も疲労を持ち越して溜めないようになったので、だるさや頭痛が改善されたと実感しました。
漢方生活4ヶ月後の体調変化は?
今回カウンセリングで、だるさや眠さを強く感じていたことを伝え、漢方薬以外にも湯船の入浴やお灸を合わせて使用することも相談しました。
前回の気になる症状であった、下痢・軟便が改善し胃腸の働きの改善が見られるため心脾両虚(しんぴりょうきょ)は中止になりました。
改善された症状
・朝、起床時の吐き気
・起き上がれないほどのダルさと眠気
・激しいイライラや自己嫌悪
・基礎体温表のガタガタが少し緩やかに
・便秘
・下痢、軟便
・生理痛が全くなし
・PMSが緩和
気になる症状
・むくみ
・だるさ
おおぉ…不調が減ってきました…!
そのため、今後の継続は下記の3つになりました。
・ご縁授かり茶
・婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)
・瓊玉膏(けいぎょくこう)
まとめ
漢方に限らず、何かだけを取り入れたから体調不良が改善される、妊娠に繋がるということは難しいと感じています。
漢方=漢方薬ではなく、古代中国医学が日本に渡り日本の風土や気候に合わせて発展した日本独自のものです。
自身の身体の力を底上げし、「未病」といわれる「なんとなくだるい」「疲れやすい」「手足が冷える」などを改善する自然治癒力を高めていくことが漢方の役割なのです。
ということは、漢方には不足している身体の自然治癒力を補い底上げしていく効果があると考えます。
自分の不足しているものは何かを知り、自然治癒力を底上げをし、季節の変化に適応できる身体づくりをしていくことが大事だと感じます。