なんだか、いつも疲れていて、やる気がなかなか出ない。
毎日どころか、たまにしかお通じこない。
PMSもツライし、生理痛もあって、月の半分はブルーデー。
朝、スッキリ起きれたのはいつのことだろう。
冷え性だから温活をしているけど、汗は出てもすぐ冷えてしまう。
自分の身体が心地よいところを探しても、なかなか見つからないから、心安らぐヒュッゲ な時間もなんだか心地よくない状態でした。
こんな状態で、妊活って成果出るのかなぁ…。
明確な痛みがあるわけではないので、病院もどこに行けばいいのか分からず少しずつ気分が落ち込んでいた頃、昔読んだ「血流がすべて解決する」という漢方薬剤師の堀江昭佳さんが書かれた本を思い出しました。
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改めて読み返してみると「これは私のことだったのか?」と思うほどに、当てはまることがいっぱい…!!
試しに、血流をよくするために必要だと書いてある4ヶ月間に実践してみると…
- 生理痛がまったく無くなって、PMSも軽くなった!
- お通じは生理前後で乱れるけど、それ以外はほぼ毎日くるようになった!
- 仕事から帰ってきたら家事に動けるようになった!
- ぽっこりお腹がヘコんだ!
このように、不調が改善してきた4ヶ月間に実践した6つの方法を紹介していきます。
もくじ
そもそも血流ってどういうこと?
血流というのは、どういうことか明確に分かっていますか?
心臓を出た血液は一分間で全身の血管をめぐり、また心臓へ帰ってきます。
この流れが「血流」です。
血液は、全身を流れることで五つの大切な働きをしています。
出典元:血流がすべて解決する
単なる血液が体をめぐっていることを指しているだけではなく、めぐりながら働いています。
この血流が悪いということを、「血液がドロドロで流れない」と思っている方もいらっしゃいませんか?
私は、「血液をサラサラにすればいいんだ!」と、そう思っていました(笑)
ですが、実際は、本来流れるはずの血液がつくられていない、流れているけど足りない、流れるだけの力が足りないということになります。
こういった、血が足りない状態で血液サラサラにしても…生活習慣病ではない私は改善が感じられないということですね。
血流がすべて解決するって、ホント?
血流をよくするということが、血液をサラサラにすることではないということは、わかりました。
では、血流がよくなると不調がよくなるとはどういうことなのでしょう?
血流が悪くなると、体の働きは根本から崩れてしまいます。
水分のバランスが悪くなるため、むくむ。
酸素が届かずカロリーを燃やせないために、太る。
老廃物が回収されずたまるので、だるい。
熱が足りないために、冷える。
免疫力が下がるので、病気がち。
出典元:血流がすべて解決する
血流が悪くなると、上記の不調な症状が同時に起こり、さらに大きく重症化させ、女性ならではの生理痛や不妊、ホルモンや自律神経のトラブルまで育ててしまうと書いてあります。
これ、よく見ると、今起こっている症状ですよね…。
ということは、血流がよくなれば、この症状が改善されるということです。
血流をよくするためのセルフチェック
先に触れた血流が悪くなる理由と漢方の体質を、セルフチェックで確認ができるようになっていました。
私自身、漢方に関して知識はまったくないですが、この本ではそれぞれの体質のことも分かりやすく解説されています。
血がつくれない「気虚体質」
血が足りない「血虚体質」
血が流れない「気滞 瘀血体質」
複数の体質を合わせ持っている場合がほとんどとのことでしたが、私も気虚・血虚が多く、瘀血がやや傾向があるという状態でした。
血流をよくするために大切な順番
自分の状態と血流が悪くなっている理由がわかったのですが、効率よく血流をよくするためには手順を必ず守ることが大切と書かれています。
血流をよくして体の土台をつくるために必要なのは、「つくれない・足りない・流れない」という原因を解決する三つのステップです。
血はつくれないから足りなくなります。
そして足りないから流れないのです。
出典元:血流がすべて解決する
手先、足先が冷たくて頑張ってマッサージしたり、お灸をしたりしていましたが、これらは「流す」ための行動であって、「血がつくれていない」「足りていない」私は、頑張ってやっていたことも維持できず冷えていたということになります。
というわけで、効率よく血流を改善するには「つくる」→「増やす」→「流す」の順番が大切です。
血流改善!つくる・増やす・流す方法7選
自分の体質も改善していく順番も分かったところで、本の中で紹介されている具体的な方法から、私が4ヶ月間続けられた7つをご紹介します。
1.【つくる】胃腸の調子を整える夕食断食
本では、血をつくるためのポイントは「胃腸」であり、胃腸を元気にした結果、どんどん血をつくれるようになると書いてあります。
夕食断食をすることで、空腹の時間ができ、胃腸の掃除が始まり栄養が吸収しやすいキレイな状態になるとのこと。
もし、胃腸が空腹の時間がなく、満腹のまま寝てしまったりしたら、胃腸は汚れ、消化力が弱まり、もたれたりと栄養が吸収できなくなる…これ、今の私です(泣)
私は、早番・遅番のある仕事をしているため、遅番だと家に着くのは21時ごろです。
仕事が終わった後、満腹で幸せだ〜と寝ていました…
そして、朝起きた時に胸やけしていましたよね、このせいだったのです。
小腹が空いたなぁくらいで眠ることを目安にしました。
短期的に一気に改善する方法として、「一週間夕食断食」をオススメされています。
2.【つくる】朝ごはんを食べる
朝食を食べる理由として
- 頭の働きがよくなり体温が上がる→より活発に活動できるようになります。
- 体内時計をリセットする効果→朝起きてお通じがあり食事をするという本来の食習慣に戻ります。
何より、この朝ごはんの時間が血液の原料を消化吸収し、血をつくる胃腸の力を120%引き出す時間帯なのだそうです。
そして、この朝ごはんに、お米をしっかり噛んで食べるようにしました。
よく噛むことで胃腸への負担が軽減され、胃腸での消化が促進されるので、必要な栄養がより吸収されやすくなるからです。
3.【つくる】旬のもの、骨付き鶏肉を積極的に食べる
血、鉄分といえば、ほうれん草と思っていましたが、鶏肉のほうが吸収されやすいヘム鉄を含まれていてオススメだと書かれています。
なかでも、骨の部分が血をつくる力が高いので、手羽先・手羽元がいいのだそう。
また、旬を意識して食べることで、免疫力を高めたり抵抗力をつけたり、体のバランスを整えることになります。
ただ、私は鶏肉をあまり毎日は食べられず、できれば低温期に月2〜3回という感じでした(笑)
4.【増やす】23時までに眠る
血流を増やすには、睡眠が重要。
なぜなら、眠らないと血がつくれない・増やせないからなのです。
私は、これがなかなか寝付けなかったり、眠りが浅かったりで難しかったです。
- 朝7時までに起きたら5分朝日を浴びる
- 寝る1時間前には照明とスマホを控える
- 起きる時間帯を固定する(起きる時間を2時間以上ずらさない)
これをやってみると、23時までに眠れるようになってきました。
5.【増やす】寝る前の完全呼吸で睡眠の質改善
寝ようとすると、なかなか寝付けず焦るということが何度もありました。
本では、そんな自分を責めなくていい・呼吸で心を落ち着かせてみるように書かれています。
寝る前に横になって行うのをオススメされている「完全呼吸」。
やり方は、吸う(4秒)→止める→吐く(8秒)を3回繰り返すだけです!
吐くときが吸うときの倍になるようにするのですが、吐く息を長くすることで副交感神経が優位になってリラックスでき、眠りに入りやすくなるということです。
6.【流す】第二の心臓ふくらはぎを鍛える
血流を流すための血管は、動脈と静脈どちらでしょう?
女性は、血液を戻す静脈を重視すべきであり、現代の西洋医学の検査では静脈の状況を調べるものはないそうです。
女性は特に、血液を戻す力が弱く下に溜まってむくんでしまうのですが、この血液を戻す役割が第二の心臓ふくらはぎです。
ここを鍛えるために、歯磨き時間にかかと上げ下げ30回と大股で歩くようにしていました。
本では、もも上げウォークや丹田呼吸法も紹介されていました。
7.【流す】足を温めてストレッチ&ツボ押し
左右の足の静脈が合流するあたりに子宮と卵巣があります。
足で冷やされた血液が子宮と卵巣のそばを通っているということは、子宮・卵巣はキンキンに冷やされていると書かれています。
怖くないですか…そりゃ、生理痛ツラくなりますよね。
足を冷やさないようにレッグウォーマーをし、毎日湯船で足指と手指の握手ストレッチと足首をぐるぐる回すということを繰り返しました。
また、お風呂上がりに「三陰交」「血海」のツボを押しているうちに、最初はあった痛みも無くなっていきました。
おわりに
4ヶ月って、始める前は長く感じますよね。
まずは、1週間続けてみませんか?
「継続する」ことが一番難しいと私は感じています。
今回、紹介させていただいた内容をすべて同時に行わないといけないとは書かれていません。
ということは、自分に合うもの・続けられそうなものから始めてみていいのではないでしょうか。
結果、4ヶ月続けられたのは1つだったとしても、1つを4ヶ月続けられたことはスゴいことだと褒めましょう!!(笑)
いざ、やってみると、書いてあった通り4ヶ月経たないと変化が起きないわけではなく、毎日のように体の様子が変わっていき、不調も少しずつ改善されていきました。
体の様子が変わっていくのがわかったのは、今までより自分を大切に扱うようになったからだと感じます。
無理をしていないつもりでも、自分のことを後回しで、家族や職場の同僚のことを優先していませんか?
すべて自分を優先にする必要はありませんが、他のことへ向けている優しさを少しだけでも自分に向けることで、こんなに変わるんだなと感じた4ヶ月でした。
私はまだ不調は残っているので、これからも継続して、今度は漢方相談をしてみようと思っています。